縮毛矯正後にコテはいつからOK?固定剤・固定液の「固定時間」と上手な巻き方

2025.08.12

縮毛矯正の後でもコテで巻いて大丈夫か、いつから使っていいのかは多くのお客さまが気にされるポイントです。

本記事では「縮毛矯正」問題を美容室目線で分かりやすく解説し、今日から実践できるスタイリングのコツまでお伝えします。
縮毛矯正をご検討の方の参考になれば幸いです。

結論:コテは48時間以降が安心の目安です

施術中に二剤(固定剤/固定液)で形は「固定」しますが、日常の湿気や摩擦に対して安定するまでには時間が必要です。
目安は48時間、できればその間は「濡らさない・結ばない・耳にかけない・帽子をかぶらない」を意識してください。
48時間を過ぎたら、温度と当て方に注意すればコテで巻いてOKです。

最短でキレイに仕上げるポイント

  • 温度は160〜170℃を上限目安(細毛・ダメージ毛は140〜160℃)です。
  • 乾いた髪にヒートプロテクトを薄くつけ、5〜10分なじませます。
  • 毛束は1cm弱の薄めに取り、テンションをかけすぎず3〜5秒で離します。
  • 巻いた直後に触らず完全に冷ましてからほぐすとカールが持続します。

仕組みを知ると安心:固定剤・固定液と「固定時間」

縮毛矯正は、1剤(還元剤)で髪内部の結合を一度ゆるめ、アイロンで形を整え、2剤の固定剤(固定液)で酸化・再結合させて形を定着させます。
サロンではこのプロセスで固定まで完了しますが、生活環境での安定には48時間前後の「固定時間」が必要と考えてケアするとトラブルを避けやすいです。

施術後の過ごし方目安時間ポイント
濡らさない・結ばない・耳にかけない〜48時間形がつく行為は控えると安定が早いです。
コテ・アイロン使用48時間〜160〜170℃上限、短時間で冷ますと持ちが良いです。
強いパーマやブリーチ1〜2か月以降髪の体力を見て計画しましょう。

「コテで巻けない」原因と対処

  • 温度が合っていない:低すぎると曲がりにくく、高すぎると乾燥・ダメージの原因です。
    140〜170℃で髪質に合わせて微調整します。
  • 毛束が太い:1.5〜2cm以上だと熱が芯まで届きません。
    薄く取って数を増やすと再現しやすいです。
  • 油分・水分が多い:オイルのつけすぎや半乾きはカールを妨げます。
    乾いた状態+軽めのミストやバームが相性◎です。
  • 冷ます前に触る:手ぐしで引っ張ると伸びます。
    冷めるまでノータッチが鉄則です。
  • 仕上げ不足:最後にソフトスプレーを空気に散らすように全体へ。
    触るときは毛先からやさしくです。

「コテ巻きパーマ」はできる?矯正毛とパーマの関係

コテを使って形をつけるパーマ(コテ巻きパーマ/デジタルパーマ系)は、髪の状態によっては可能です。
ただし縮毛矯正済みの毛先は熱履歴が多く、薬剤選定と温度管理がシビアです。
根元は縮毛矯正、毛先はデジタルパーマのような「ストレート×カール」のデザインは相性が良いですが、同日施術か日を分けるかは髪の体力しだいです。
気になる方はカウンセリングで毛髪診断を受けてください。

よくある質問(「いつから/時間/コテ使っていい?」をまとめて回答)

Q.縮毛矯正のあと、いつからコテで巻いても大丈夫?
A.48時間以降が安心です。
濡れ・結び・圧迫を避けて過ごしましょう。

Q.巻くときの時間はどれくらい?
A.毛先に3〜5秒が目安です。
同じ場所に長く当てず、一度で決めようとせず数回に分けます。

Q.固定時間中にうっかり結んでしまいました。
A.すぐ外して根元からドライヤーで温風→冷風でリセットしてください。
跡が強く残る場合はご相談ください。

Q.小手指は湿気が多くてすぐ取れてしまいます。
A.外出前の完全ドライ+冷まし、仕上げの軽いスプレー、移動中は髪を触らないことが持ちアップのコツです。

プロがやる「取れにくいコテ巻き」手順(保存版)

  1. 100%ドライにして、耳後ろやえり足の湿りをチェックします。
  2. ヒートプロテクトを中間〜毛先に薄く均一に。
  3. 表面のフリズは先に軽くストロークしてならします。
  4. 毛束は薄く取り、根元は熱を通しすぎないよう注意します。
  5. コテは毛先からスルーして抜け感を作り、最後にワンカール足します。
  6. 冷ましてからほぐし、必要なら低温でリタッチします。
  7. 仕上げは手のひらに薄くバームを広げ、表面をなでるだけ。

サロンからのご提案

「巻けない」を根元の生えグセや量感調整で解決できることも多いです。
当店では縮毛矯正の設計段階から「巻きやすさ」まで逆算して、薬剤・アイロン温度・毛量調整をご提案します。
美容室をお探しの方は、ぜひカウンセリングをご利用ください。

ご予約・ご相談

  • 「自分はいつからコテで巻いても大丈夫?」という個別判断をその場でお伝えします。
  • 最適なコテ温度・巻き時間を実際に触れてレクチャーします。
  • ホームケアと次回提案まで含めた長期設計で、毎朝の時短を叶えます。

髪質・履歴・ライフスタイルによって最適解は変わります。
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