縮毛矯正後、いつから髪を洗える?当日・翌日・前髪の正解と洗う頻度を美容師がやさしく解説

2025.08.12

縮毛矯正の仕上がりを長持ちさせるには、最初の洗い方とタイミングがとても大切です。
「当日に洗っていいの?」「次の日(翌日)は?」「前髪はどうする?」「洗う頻度は?」という疑問に、美容室目線でお答えします。
基本の考え方は「当日は避け、翌日(24時間後)から優しく洗う」が目安です。
ただし薬剤や髪質によって最適解は変わりますので、心配な方はお気軽にサロンへご相談ください。

【早見表】縮毛矯正後「髪を洗う」タイミング

タイミング洗っていい?ポイント
当日基本は避けるのが無難です。濡らさない・汗にも注意。
どうしてもの場合はぬるま湯で軽くすすぎのみ+すぐに完全ドライ。
次の日/翌日(約24時間後)OK(やさしく)。低刺激シャンプーでこすらず泡で洗う。
タオルで叩き拭き→根元から完全に乾かす。
48〜72時間定着期。ピン・耳かけ・帽子・ヘアゴムなど「形が付く圧」を避ける。
濡れたらすぐ乾かす。
1週間以降通常ケアへ移行。紫外線・熱ダメージ対策を意識。
週1の集中トリートメントが◎。
前髪最もクセ戻りしやすい部位。48〜72時間はピン留め・前髪カーラー・分け目固定をしない。
汗をかいたら即ドライ。
施術前(前日〜当日朝)軽く洗ってOK。整髪料・オイルは付けず、完全に乾かして来店。
濡れ髪来店はNG。

いつから洗うのが正解ですか?

多くのサロンでは「当日は洗わない」「翌日(24時間後)からやさしく洗う」を推奨します。
薬剤の定着や熱処理後の形を安定させるため、最初の24時間は「水分・圧・摩擦」を避けると安心です。
施術内容や髪質で個人差があるため、担当美容師の指示が最優先です。

当日に洗ってしまった/濡れてしまったときの応急ケア

  • タオルでこすらず水分を挟んでオフします。
  • 目の粗いコームでまっすぐに整え、根元からドライヤーで一気に乾かします。
  • 仕上げに冷風でキュッと整えます。
  • うねりや折れ跡が残る場合は自己判断で高温アイロンを当てず、早めにサロンへご連絡ください。

洗う頻度の目安(髪洗う頻度)

基本は頭皮の状態に合わせて「毎日〜1日おき」でOKです。
皮脂が多い方・汗をかきやすい季節は毎日、乾燥しやすい方は1日おきでも十分です。
大事なのは回数よりも「やさしい洗い方」と「完全ドライ」です。

やさしく洗うコツとNG集

  • お湯は36〜38℃のぬるま湯が目安です。
    熱すぎるお湯は乾燥と広がりの原因になります。
  • シャンプーは手のひらで泡立ててから頭皮へ。
    爪を立てず、指の腹でマッサージするように洗います。
  • コンディショナー・トリートメントは中間〜毛先中心に。
    頭皮には付けすぎないようにします。
  • タオルドライは「挟む・押さえる」。
    ゴシゴシ擦らないことがポイントです。
  • ドライは根元から。
    8割ではなく「必ず完全に乾かす」ことで、うねりとダメージを予防できます。
  • 当面は高温アイロンや強いテンションのブローを控えましょう。

前髪の扱い方(当日〜翌日こそ慎重に)

  • 48〜72時間はピン・カチューシャ・マスクのゴムによる圧を避けます。
  • 汗や湿気で曲がったら、根元から風を当ててまっすぐに乾かし直します。
  • 就寝時は枕との摩擦を減らすため、髪を前に払いすぎないよう注意します。
    シルク素材の枕カバーもおすすめです。

施術前(前・前日〜当日朝)の準備

  • 前日は軽くシャンプーして整髪料・オイルは付けないでください。
  • 当日朝に洗う場合も同様にノンオイルで、完全に乾かしてご来店ください。
  • カラーやブリーチ履歴、ホームケアの使用製品は当日しっかり共有いただけると、仕上がりの精度が上がります。

よくある質問(Q&A)

  • Q.運動やサウナはいつからOK?
    A.汗と高温多湿でうねりやすいので、48〜72時間は控えるのが安心です。
  • Q.プールや海は?
    A.塩素・塩分で乾燥しやすいため、1週間は様子を見てからにしましょう。
  • Q.帽子やヘアゴムは?
    A.初期は跡がつきやすいので、48〜72時間は避けるのがベターです。
  • Q.翌朝の寝癖が気になる。
    A.根元から軽く濡らして、まっすぐにテンションをかけながらドライヤーで乾かすと整います。

プロ仕上げを保つなら「サロン併用ケア」がおすすめ

ご自宅ケアに不安がある方は、サロンのメンテナンスメニューを活用ください。
こだわりのヘッドスパや、5ステップトリートメントで土台から整えることが可能です。
当日追加が可能な場合もありますので、迷ったらいつでもご相談ください。

まとめ|迷ったら「当日は洗わない、翌日からやさしく」+完全ドライ

  • 当日は洗わないのが無難。
  • 翌日(24時間後)から、ぬるま湯×低刺激シャンプーで優しく洗う。
  • 48〜72時間は「圧」「摩擦」「湿気」を避け、前髪は特に注意。
  • 毎日〜1日おきの頻度でOKだが、完全ドライが最優先。

正しい初期ケアで、縮毛矯正の艶とまとまりは見違えるほど変わります。
あなたの髪質・生活習慣に合わせたベストな「洗い方・乾かし方」を、当店で一緒に作りませんか。
ご予約・ご相談をお待ちしております。