【縮毛矯正で傷んだ髪】は直せるのか?美容室が教える正しいシャンプー&トリートメントの選び方とサロンでの対処法

2025.08.12

縮毛矯正のあとに「髪が傷んだ気がする」「パサつきやゴワつきが気になる」というご相談を多くいただきます。
結論からお伝えすると、傷んだ髪は元の無傷の状態には戻りませんが、見た目や手触りは大きく改善できます
そのためにはホームケアとサロンケアを正しく組み合わせることが大切です。

縮毛矯正後に髪が「傷んだ」と感じる理由

縮毛矯正は〈薬剤による結合変化〉と〈熱〉で形を整える施術です。
ダメージを感じる主な要因は次の通りです。

  • 薬剤の強さや放置時間が髪質と合っていない。
  • 高温アイロンの熱負担やプレス回数が多すぎた。
  • 施術後のホームケア(シャンプーや乾かし方)が髪の状態に合っていない。
  • 既にダメージがある毛先に再度の負荷が重なった。

原因が一つとは限らず、複合的に起きていることが多いため、まずは現状の見極めが重要です。

「直す」の本当の意味――補修・保護・予防の三本柱

髪は一度ダメージを受けると自己再生しません。
そこで私たちは「直す」を次の三つに分けて考えます。

  • 補修:トリートメントで内部のスカスカを一時的に埋め、表面をなめらかに整えること。
  • 保護:ドライ前後のアウトバストリートメントで熱や摩擦から守ること。
  • 予防:合うシャンプー選びや正しい乾かし方で、これ以上傷ませないこと。

今日からできるホームケア:シャンプーとトリートメントの正解

シャンプーの選び方(「傷んだ髪に」やさしい設計)

  • 洗浄力は強すぎないものを。アミノ酸系・ベタイン系が目安です。
  • 38℃前後のぬるま湯で予洗い1~2分。
    泡立ちは「頭皮→毛先」の順で、毛先はこすらず泡を通すだけにします。
  • すすぎ残しはダメージの元。耳まわり・えり足・前髪の生え際を念入りに流します。

トリートメントのコツ(「直す」ではなく賢く補修)

  • 毛先中心に塗布し、中間へなじませます。
    粗めのコームでとかすと均一になります。
  • 放置は目安3~5分。
    流しは「ぬめりが少し残る程度」でOKです。
  • ドライ前はミルクやミストで水分・補修成分を、仕上げにオイルでツヤの膜を作ります。
    “ミルク+オイル”の二段使いが相性◎です。

乾かし方と熱ケア

  • ドライヤーは根元から先に
    毛先を引っ張らず、風を上から当ててキューティクルを寝かせます。
  • アイロンを使う日は160~170℃を上限にし、同じ場所に何度も通さないようにします。

症状別:ホームケアとサロン提案の早見表

お悩みホームケア当店のサロンケア
パサつき・ツヤ不足アミノ酸系シャンプーに変更。
ミルク+オイルで保護。
集中補修トリートメントで水分・油分バランスを整えます。
毛先のチリつき週1回の高保湿マスク。
アイロンは控えめに。
集中補修トリートメント+低温アイロンで質感をなめらかに。
広がりやすいドライ時に上から風を当てる。
湿気の日はミストで保水。
質感調整トリートメントでボリュームコントロール。
根元のうねり戻り無理なホームストレートは控える。前髪・顔まわりのポイント矯正や、髪質に合わせた縮毛矯正をご提案します。

上記を参考にしてくださいね!

サロンでできること:ダメージを増やさずに整える工夫

  • 髪質診断と履歴のヒアリングで、薬剤・温度・工程を最適化します。
  • 既ダメージ部は「保護処理→塗布量コントロール→低温アイロン」で負担を最小限に。
  • 必要に応じて酸熱トリートメントなど穏やかなアプローチを選択します。
  • 仕上げは内部補修と表面コートのダブルトリートメントで持続力を高めます。

お悩みの方はお気軽にご相談ください!

来店前チェックリスト

  • 最後にカラー・パーマ・縮毛矯正をした時期を思い出しておいてください。
  • 自宅でのシャンプーやトリートメントの種類、アイロンの温度を把握しておくと診断がスムーズです。
  • 当日はオイルなど重ためのスタイリング剤を控えると、髪の状態を正確に見極めやすくなります。

事前にメモしておくと安心ですよ!

よくあるご質問(FAQ)

Q. 「傷んだ髪に効く」シャンプーで本当に直せますか?
シャンプーは主に洗う役割で、ダメージを元通りに直すことはできません。
ただしやさしく洗って必要以上に流出させないことで、パサつきの悪化を防げます。

Q. トリートメントは毎日したほうがいいですか?
毎日の軽めトリートメント+週1回の集中タイプが目安です。
やりすぎは重さやベタつきの原因になるため、量と頻度を調整しましょう。

Q. 縮毛矯正をかけ直せばツヤは戻りますか?
状態により部分的・低負担の施術で見た目の改善は可能です。
ただし無理なかけ直しはさらなるダメージにつながるため、まずはカウンセリングをご利用ください。

まずはプロのカウンセリングへ

自己流で「直す」を続けるほど遠回りになることがあります。
今の髪に本当に必要なのは、正しい見極めと最小限の施術、そして続けやすいホームケアです。
当店では髪質診断に基づいたシャンプー・トリートメントのご提案と、負担を抑えた施術プランをご用意しています。
「縮毛矯正で傷んだ髪」を整えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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あなたの髪質に合った最短ルートで、扱いやすいツヤ髪へと導きます。